ゾウになる夢を見る

ぴったりくる言葉をさがすためのブログ。日々考えたこと、好きなこと。映画や本の話もしたい。

考えたこと

今、これからのためにできること

今、必要なものをあげるときりがない。医療体制にワクチン、検査体制、誰もが取り残されない方針、支援、それらすべてを支える予算やマンパワー、そしてそれらのすべてに関わる人たちが必要な補償や休息を取れること。きっともっとたくさんある。いくらでも…

唯一絶対の当たり前なんてなくて

「当たり前のものが、当たり前じゃなくなった」「早く元通りの生活に戻りたい」この1年、よくそんな匿名の声を見聞きした。 確かに、生活は変わった。 何よりも、ソーシャル・ディスタンス。人との間に、物理的な距離を設けること。人と直接会う機会を減ら…

おめでとうのピグマリオン

ある年齢を過ぎると、おめでとうを言うことが増える。結婚とか、出産とか。 大人になると、おめでとうを言われる機会は減る。小さな頃はなんでもがおめでたいけど、大人になるとなんでもが当たり前になるから。 節目節目を通過し尽くしたり、通過しないこと…

逃げのしあわせ、その先のこと

自分の存在を初めからなかったことにするのは、自分のことを守っているようで、自分で自分を追い込み、傷つけている。

マイノリティを名乗りたいわけではない、だけどそれでも

「違って当たり前だよ」と言えるくらいに、「当たり前」に浸ってみたりしたいのかも。当然のことだけど、それは息をするみたいに自然で、くつろげて、最高だから。

恋愛のない世界のこと

誰かに恋愛感情を持つことがないってこんな感じ、というのを書いてみたい。(当初は誰かに性的欲求も抱かないというのもセットにしていたころ、あまりに長くなったのでそちらはまたいつか) 恋愛感情を持たないといっても、もちろんひとりひとり感じ方、考え…

アセクシャルかどうか、迷ったときには

「アセクシャル」という言葉と出会って、一年が経ちました。 「自分はAロマンティックでAセクシュアルなんだろうな」と思えるまでに、時間がかかったなと思います。この一年、ほとんど「アセクシャル(仮)」状態だったし、今思うと迷走してたなと思う時期も…

羊と土地のために、みたいな感じで生きたい 2019

平成元年生まれなので、今年で30歳になる。30歳。数字で書くとおっかなびっくりな感じ。二十歳前後くらいの時に「何歳くらいからがしっかりと大人だろう?」と考えた時、なんとなくだけど「28歳以降かな」という気がした。それは人として成熟しているとかそ…

運命とか運勢とか

明けましたね。今年(昨年?)は、えいやと割り切って、お正月にゆっくり論文を書こうと心に決め、年末の一週間、掃除にいそしみました。その甲斐あってすっきり。 もう一つある、年末年始恒例のやるべきことも今しがた無事片付きました。それは、新しい一年…

恋愛・結婚・出産してもしなくても、自分を「満たん」にできれば大丈夫

思いがけず、恋愛・結婚・出産について(ほそぼそと)考えた一年になりました。 改めて考えてみると、不思議なことだらけ。なぜ(比較的)人気なのか、恋愛・結婚・出産(育児)したりする人としない人が経験することってそんなに違うんだろうか―― そんなあ…

大人だから、可能性が広がる

就活ぶりに、どうやって生きていこうかというのを考えている。人から見れば、あのころより状況は悪くなったように見えるだろうと思う。でも、わたしにとってはあのころよりも、とても可能性が広がったような気がする。

きっと、成長のための踊り場にいる

常に良い方へ、良い方へと行けたらいいけど、なかなかそうもいかない。

マジョリティとマイノリティ――グラデーションが見えないなら、作り直せばいい

自分とは正反対の考えに耳を傾けるのは、なかなか大変なことだ。 心地悪いし、おもしろくない。 それは、至極真っ当という意味で、「普通」のことだと思う。

生きていることと、死んでいること

1年前、飼っていた犬が死んだ。あと数か月で14歳だったので、もうすっかりおばあちゃんだった。 年をとっているなりに元気は元気で、それ以前から桜が見れるかな、夏を越せるかな、誕生日を迎えられるかな、などなど、いつかはいなくなるとしても、でももう…

できるのは、見守ることだけ

ちょっと先の未来のことを考えるのが楽しい。たとえば、料理ができた時のこと。詰めているお弁当を食べる時のこと。シリーズものの本の発売日のこと。数週間後の予定。どれも同じくらいいいけど、やっぱりその時間の経過の中で何かが変化したり(気持ちとか…

「自分が原因」という希望

樹木希林さんが亡くなったというニュースを見て、『ペーパームービー』を本棚に探した。 樹木希林さんの出る作品はどれも好きで、希林さんが出ているのだから間違いないな、と映画を見ることもあった。もう新しい作品を見られないのか(未公開のものを除いて…

いつか、AIと暮らしたい

誰かに話すことはないが、実はよく、どうでもいいことを考えている。1度シャンプーをすれば数日(できれば1週間)サラサラ状態が保てるシャンプーはどうしたらできるかとか、Aという商品を(頼まれてもいないのに)売るとしたらどういうアプローチがあるかと…

「わかり合えない」をわかり合うためのコミュニケーション

世の中、わかり合えることの方が少ない。使う言葉が同じでも、同じような生活をしていても、同じものが好きでも、お互いのことを想い合っていても、同じことが大嫌いだとしても、わかり合えることより、わかり合えないことの方がずっと多い。だから、わかり…

ただ、差し出し続ける

誰かが、自分にとって当たり前じゃない世界を、知ったり、理解したりするってどういうことだろう、と考えている。 誰もがそれぞれ向き合っている問題というものを持っているわけだから、自分が属していない、直接関わりを持たないものに関心を持ったり、理解…